1960年代に全国に建てられ始めた団地。公団と呼ばれた。都市部の郊外にベッドタウンとして。地方ではひとつのまちをまるごと造成する形で生まれた。50〜60年経って老朽化、住民の高齢化の問題を抱える。この半世紀、日本が放置してきた問題や懸念をそのまま蓄えながら生きながらえてきた。団地をよーく見てみよう。

福岡県宗像市に団地再生プロジェクトからブルワリーを取り入れた「日の里」という団地がある。